筆者、中小企業の給与水準を実態調査するようになって20年以上経ちます。
その筆者の目から見ると、建設業界の給与水準は他産業より明らかに高い。

例えば「50代 現場監督」の年収は、製造業などの一般的な相場と比べて数十万円(100万円以上かも)は高い。

建設業界は、業界の特性に合わせた建設業ならではの給与制度が必要です。

対策① 建設業界の給与水準を調べる

建設業界の給与水準を知るには、いかがすれば良いでしょうか?
答えは「独自に調べるほかない」。厚労省とか、都道府県労働局などは調査結果を出していますが、建設業に特化したものは少ないので参考にならない。

対策② 有資格者ごとに給与相場を調べる

給与の統計は、役所が出していますが、それは主に「学歴・年齢」を基準にしています。
例えば「30歳 大卒 所定内賃金」の平均値などです。しかしながら、建設業の場合は「資格」が大きな意味を持ちます。
例えば一級建築士とか一級建築施工管理技士などの資格があれば若くても高い給与をもらいます。そこが一般産業と異なる点です。

北見式賃金研究所が、建設業の給与に的を絞って給与調査を行っています。
次のページもご覧いただければ幸いです。

次のような内容です。

  • 建設業 技術者の賃金相場はいくらか? 実態調査へ
  • 1級建築士の賃金相場はいくらか? 実態調査へ
  • 現場監督(1級建築施工管理技士)の賃金相場はいくらか? 実態調査へ
  • 現場監督(1級土木施工管理技士)の賃金相場はいくらか? 実態調査へ
  • 測量士の賃金相場はいくらか? 実態調査へ
  • 電気工事士の賃金相場はいくらか? 実態調査へ
  • 建設関連業界の主な資格別 賃金相場はいくらか? 実態調査へ